赤ちゃんの耳って、本当にすごいんです。
音の違いを細かく聞き分ける力があって、成長とともに少しずつその能力は落ち着いていくんですが、0歳のうちって“聞くだけで吸収できる”ゴールデンタイム。
そんな時期に「英語のシャワー」を浴びせることが、後々の言語習得にとって強い土台になるんです。
私も実は、「英語は苦手…」という大人でした。
でも、子どもには同じ思いをさせたくないなと思って、0歳のときから英語環境を意識するように。
とはいえ、完璧なバイリンガル育児なんて目指してなくて、もっとゆるく、でもちゃんと意味のある方法を試してみたんです。
その中で、特に「これなら毎日続けられるな」と感じた10分習慣をご紹介しますね。
赤ちゃんの脳に効く!英語シャワーとは?
まずは「英語シャワーって何?」というところから。
これは、英語の音やリズム、イントネーションなどを毎日聞かせていくこと。
たとえば、海外の子ども番組や英語の歌をBGM代わりに流したり、英語絵本を読み聞かせしたりという方法があります。
ポイントは、「理解させようとしない」こと。
意味はわからなくてOK。
というより、わからない状態でいいんです。
なぜかというと、0歳の赤ちゃんにとって大事なのは、“英語耳”を育てることだから。
聞いた音の積み重ねが、のちの「聞き取れる」「マネできる」につながっていきます。
私は「意味わかってないのに意味あるのかな?」と疑問を持っていたタイプ。
でも、ある日ふと、いつも流していた英語の歌に合わせて子どもが体を揺らしていて、「あ、ちゃんと聞いてるんだ」と感じた瞬間がありました。
あの時の気づきが、英語育児を続ける原動力になっています。
0歳からの英語シャワーの浴びせ方とは?毎日10分で出来る方法
続けるって、正直しんどいですよね。
でも、「完璧じゃなくていい」「短くても続ける」って意識するとグンとラクになります。
オムツ替えの時間を英語タイムにする
朝の慌ただしい時間って、意外とチャンスなんです。
私がよくやっていたのは、オムツ替えのときに英語の歌をスマホで流すこと。
赤ちゃんって、オムツ替えのときに不機嫌になったり、じっとしていなかったりすることもありますよね。
そんなときに、お気に入りのメロディが流れていると、ふっと表情が和らぐ瞬間があるんです。
英語の歌をBGM代わりに流すだけで、気づけば一緒に手足を動かしていることも。
あまりに気に入ったのか、毎朝流すだけで自然とルーティンになっていました。
ほんの2〜3曲分、時間にすれば10分もかからないくらい。
だけど、これが意外と続けやすいんですよ。
寝かしつけに英語絵本をプラスする
夜の静かな時間も、英語シャワーを浴びせるチャンスです。
よくやっていたのは、寝る前の読み聞かせに英語絵本を取り入れること。
とはいえ、流暢に読めるわけじゃありません。
発音に自信がなかったので、ネイティブ音声付きの絵本や、YouTubeにある読み聞かせ動画を一緒に見ながら「うんうん、こう読むのか〜」と感心していました。
赤ちゃんは音に集中してくれるし、私自身も聞きながら「なるほど、こう発音するのか」と勉強になります。
何度も繰り返すうちに、気づけば私の発音もちょっとずつ良くなっていたような気がします。
そして何より、英語の音が優しくて心地いいんです。
眠る前の静かな時間にぴったり。
すぐに寝落ちしてしまう日もあったけれど、それでもいい。続けることが一番大切なんだと思っています。
英語を“やらなきゃ”にしない工夫
「英語の時間だよ!」とわざわざ構えると、逆にハードルが上がってしまいます。
私が心がけていたのは、生活の中に“ちょっとだけ”英語を混ぜ込む感覚。
たとえば、お散歩のときに「Look! It’s a dog!」なんて一言つぶやくだけでも、十分なんです。
意味を理解しているかどうかより、「英語が日常にあること」が大事。
小さな刺激を積み重ねていくことで、自然と英語への抵抗感がなくなっていきます。
実際に、2歳を過ぎたころから、日本語の言葉の合間に英語の単語がポロっと混ざるようになりました。
まるで遊びの延長みたいな感覚。
おもちゃを指差して「blue!」って言ったときは、本当に驚きました。
こうして、無理なく、日常に溶け込ませる。
それが、0歳からの英語シャワーでいちばん大事なポイントかもしれません。
英語を“特別なもの”にしない
最後に、英語育児をする上で大事にしてほしい視点をお話しします。
それは、「英語=勉強」と思わせないこと。
英語を“特別なこと”として扱うと、子どもはどこかでプレッシャーを感じてしまうかもしれません。
小さな頃から「音のひとつ」として触れさせていくことで、自然に身についていくんだと私は思っています。
我が家では、英語の歌も日本語の童謡も同じように流していました。
両方あることで、「これは違う言葉だ」という意識が芽生えるみたいです。
言葉が出るようになった頃、うっかり英語の単語をポロっと発したときには、本当にびっくりしました。
「あれ?今appleって言った?」と目を見合わせた記憶があります。
もちろん、早期英語教育に懐疑的な意見もあります。
意味がないとか、混乱するとか。
でも、0歳のうちって「正しさ」より「心地よさ」が大事な気がするんです。
音が楽しい、声がやさしい、それだけで十分じゃないでしょうか。
英語を日常に混ぜることで、言葉へのハードルがグンと下がります。
これは、大きくなってから「英語、なんか苦手…」となりにくくするための、小さな準備でもあると思っています。
まとめ
完璧を目指すと、疲れます。
続きません。
私も何度も「今日は無理」と思って寝落ちしました。
それでも、次の日にまたちょこっと英語の音楽を流すだけで、「あ、今日もできた」って思える。
そんな“ゆるさ”が、続ける鍵なんだと思います。
0歳からの英語シャワーは、特別な教材も必要なし。
大げさな準備もいりません。
スマホひとつで、赤ちゃんに英語の世界を届けられる時代です。
耳が柔らかいこの時期に、たっぷりの音を聞かせてあげましょう。
楽しく、気負わず、少しずつ。気づいたら、驚くような吸収力を見せてくれるかもしれません。
それが、私にとっては一番の“育児の楽しみ”でもあります。
コメント