紫微斗数メインになる十四主星とは?命宮に星が入ると何が変わるのか解説

紫微斗数メインになる十四主星とは?命宮に星が入ると何が変わるのか解説 紫微斗数

紫微斗数という占いを知ったとき、「えっ、こんなに奥深いの?」と正直びっくりした記憶があります。

最初は単なる星の名前を使った運勢占いくらいの印象だったのですが、調べれば調べるほど、これは人生哲学なんだなと感じるようになりました。

今回はその中でも特に重要な存在とされる十四主星について、できるだけ分かりやすく、でもちゃんと深く掘り下げて書いてみたいと思います。

 

紫微斗数のメインになる十四主星とは?

紫微斗数メインになる十四主星とは?命宮に星が入ると何が変わるのか解説

紫微斗数に登場する星の中で、中心的な役割を果たすのが「十四主星」と呼ばれるものです。

これは、生年月日と時間から割り出した命盤の中で、性格や人生の傾向、強みや課題などを読み解くときのキーポイントになる星たちです。

自分の命盤を初めて見たとき、「なんだこの星の数は」と圧倒されました。

いろんな名前が並んでいて、まるで異世界の言語。でもその中でも、この十四主星は特別で、命宮という場所を中心に配置されることが多く、自分の性格の“芯”のようなものを示しています。

 

紫微星から始まる個性の物語

十四主星の中でもひときわ存在感があるのが「紫微星」です。

これはまさに紫微斗数の“看板星”とも言える存在で、リーダーシップや威厳、包容力の象徴とされています。

わたしの友人に紫微星が命宮にある人がいて、なるほどな〜と思ったんです。

自然と場の中心に立つことが多くて、周りもそれを頼ってしまうような雰囲気。

しかも本人はそのことに気づいてないことも多くて、そこがまた魅力的だったりします。

 

紫微星

王者の星とも言われます。気品や包容力があり、どこか落ち着いた空気を持つタイプ。

中心にいることで力を発揮しやすいので、人から頼られることが自然と増えていくような存在です。

 

天機星

頭の回転が速く、アイデアマンタイプ。行動するより考えるほうが得意で、つねに思考がぐるぐるしているような雰囲気があります。

理論派だけど、少し気分屋っぽさもあるのが魅力だと思っています。

 

太陽星

外向的でエネルギッシュ。人のために動くのが好きで、奉仕精神にあふれた性格です。

周囲に光を届けるような存在で、場を明るくする力を持っています。

 

武曲星

実行力と現実志向の星。コツコツ努力を重ねるのが得意で、結果を出すことに喜びを感じるタイプ。

感情よりも理屈で動く印象がありますが、そのぶん信頼感があります。

 

天同星

穏やかで、まわりとの調和を大事にする平和主義者。

誰にでも優しく接することができ、周囲に安心感を与える存在です。

ただ、少し優柔不断なところもあるかもしれません。

 

廉貞星

情熱的で、自分の信念を大切にするタイプ。

理屈より感情で動く傾向があり、カリスマ性を感じることもあります。

反骨精神もあって、決して流されることはありません。

 

天府星

安定志向で、器の大きさを感じさせる星。

保守的だけど、地に足のついた安心感があり、まわりの人に頼られることが多いです。

現実的でありながら人情も厚い印象です。

 

太陰星

感受性が豊かで、内面の世界が深いタイプ。

控えめだけど芯が強く、自分の世界観を持っています。

優しくて包み込むような雰囲気を持っている反面、気分の波が激しいことも。

 

貪狼星

好奇心旺盛で、あらゆることにチャレンジしたくなるタイプ。

器用でマルチに動けるけれど、そのぶん迷いやすさも感じます。

派手なことが好きで、人目を引くことにも抵抗がないような印象があります。

 

巨門星

口が立ち、鋭い観察眼を持つタイプ。

議論好きで、思ったことをズバッと言う傾向がありますが、そのぶん人の本質を見抜く力も持っています。

少し毒舌に見えても、そこに愛があるタイプです。

 

天相星

参謀的な立ち位置で力を発揮する星。

前に出るよりも、サポート役として本領を発揮します。

人の気持ちを読み取るのが得意で、空気を読む力も高いです。

 

七殺星

大胆でスピード感のある行動派。

常識を壊して新しいものを作るような感覚があります。

破壊と再生の星とも言われていて、古い価値観に縛られず進んでいく力を感じます。

 

破軍星

変化を恐れず、常に何かを手放して次に進もうとする星。

無謀さと勇気が紙一重な感じですが、実は内面に強い信念を持っているタイプ。

自分の人生にもこの星があるので、勝手に親近感を持っています。

 

廉貞星

個性が強く、自分の美学を貫く星。

周囲の評価より、自分の価値観を優先するところがあり、それが逆に人を惹きつけることも。

頑固といえば頑固だけど、一本筋が通っていて気持ちのいい存在です。

 

紫微斗数の個性あふれる主星たち

紫微斗数メインになる十四主星とは?命宮に星が入ると何が変わるのか解説

それぞれの主星にはそれぞれの“物語”があります。

天機星は頭の回転が早くて、何ごとにも分析的。天同星は優しさと共感力の塊のような存在。

破軍星は破壊と再生の星、まるで何度でも立ち上がる不屈の精神を持つような雰囲気です。

実際に命盤を見ながら「この人、天府星か〜。なんか安定感あるよね」なんて考えてると、その人の行動や言葉がどこか腑に落ちたりします。

占いというよりも、人生の説明書を読んでるような、そんな気分になることも少なくありません。

 

主星の組み合わせが生み出す多面性

ひとつの星だけでは語りきれないのが紫微斗数の面白いところです。

十四主星はそれぞれ単独でも意味がありますが、複数の星が組み合わさることで、性格や運命に複雑なニュアンスが加わっていきます。

たとえば武曲星と廉貞星が同じ宮に入っていたら、真面目さと情熱が同居してるような性質になるかもしれません。

そこに七殺星が加わると、ぐっと行動力が増して、なんだか突っ走るような性格になったりもします。

命盤を読むたびに思うのは、人って一言では表せないんだなということ。

星を見ているつもりが、その人自身の“複雑さ”を見つめ直す時間になってるような、そんな不思議な体験をよくしています。

 

主星の名前に込められた意味

星の名前にはそれぞれ由来や意味が込められています。

紫微星は紫禁城の中心に位置する星で、皇帝を表すような象徴。

天相星は補佐役、参謀のような存在として、裏から力を発揮します。

このネーミングがまた絶妙で、「なるほど、だからこの性格になるのか」と納得する場面も少なくありません。

古代中国の叡智というのは、こういうところにもにじみ出てるんだなと感じさせられます。

 

命宮に入る星の重み

命宮にどの主星が入るかで、その人の“人生の基盤”みたいなものが決まるとされています。

わたしは破軍星が命宮にあって、「あー、そりゃ人生ジェットコースターなわけだ」と妙に納得した記憶があります。

もちろん命宮だけでなく、他の宮にどの主星が入るかも大切です。

でもやっぱり命宮に配置される星は特別で、自分の“核”に関わるテーマが見えてくるように思います。

 

星の良し悪しはないという前提

紫微斗数を学び始めた頃は、「この星は良い星、この星は悪い星」みたいな二元論で捉えがちでした。

でも少しずつ学んでいくうちに、それはちょっと違うんじゃないかと思うようになりました。

どの星にも良さがあって、逆に欠点もある。

それはまさに人間の個性そのもので、星の意味を知れば知るほど、優劣ではなく“使い方”なんだなと気づかされます。

 

十四主星は性格を超えて人生を映す鏡

命盤に十四主星を見つけるとき、その意味を考えるのは単なる性格診断ではないと思っています。

その人がどんな風に人生と向き合うか、どんな価値観を持っているのか、そういう深い部分にアクセスできるのがこの主星たちの面白さです。

それぞれの星が物語を持っていて、それが一人ひとりの中に息づいているという感覚。

これは実際に命盤を読んだ経験がある人ほど、深く共感してもらえるんじゃないでしょうか。

わたし自身、星を知ることで自分の中にある感情や行動パターンの理由が見えてきて、前より少しだけ自分を許せるようになりました。

だからこそ、紫微斗数という占いをもっと多くの人に知ってもらいたいと思うのです。

 

星が教えてくれる「今の自分」

十四主星を学ぶと、何よりも「今の自分」に目を向けるきっかけになります。

なんでこんなに焦るのか、なぜ同じような失敗を繰り返すのか。そういった日々の疑問に、そっとヒントをくれるのが星の力だと感じています。

不思議と、命盤を見てからの方が、自分の癖にも人の癖にも優しくなれる気がします。

これはきっと、星が与えてくれる“視点の変化”なのかもしれません。

 

十四主星を知ることは人生の設計図を読むこと

十四主星を知るというのは、単なる占い以上の体験です。

まるで人生の設計図を開いて、その中にあるパズルのピースを少しずつはめていくような作業。

完璧にはまらなくても、その過程そのものに価値があるのだと思います。

わたしもまだまだ学びの途中ですが、こうして星を通して誰かと対話したり、自分を深掘りしたりする時間がとても愛おしく感じています。

きっとそれが、紫微斗数の本当の魅力なのかもしれません。

 

まとめ

紫微斗数メインになる十四主星とは?命宮に星が入ると何が変わるのか解説

十四主星を知ることは、自分の中にある“まだ言葉にできていない感覚”を拾い上げる行為だと思っています。

紫微斗数はただの占いというより、自分を理解し、受け入れるためのレンズのようなもの。

占いは当たるかどうかだけじゃないんですよね。

星を通して、自分の感情や思考の動きを客観的に見つめ直すことができる。

それができるようになると、生き方そのものに柔らかさが出てくる気がしています。

日々の生活に少し行き詰まりを感じたとき、命盤に目を向けてみるだけでも気持ちが変わるかもしれません。

星は遠い場所にあるけれど、案外、自分のすぐそばでささやいてくれているのかもしれません。

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