赤ちゃんに英語を教えるって、正直ピンとこない人も多いかもしれません。
自分自身も最初は「まだ日本語も話せないのに?」と半信半疑でした。
でも、実際にやってみると驚くような発見の連続だったんです。
0〜3歳は言葉の吸収がすごい時期
最初に気づいたのは、赤ちゃんの耳の良さです。
大人が聞き取れないような英語の微妙な音の違いも、ちゃんと拾ってるような反応を見せるんですよね。
うちの子が1歳半くらいのとき、英語の絵本を読み聞かせていたら、“apple”って言葉にすごく反応していて。
「え?今、わかったの?」ってこっちがびっくりしたくらい。
この時期って、日本語と英語の区別もまだない状態なので、変に構えずにすんなり英語も取り入れてくれるようです。
よく「混乱するんじゃない?」って心配されがちですけど、実際はそんな様子もなくて。
むしろ自然に2つの言葉を受け入れていくような感じでした。
言葉の発達がまだ始まったばかりだからこそ、英語の音やリズムを楽しく吸収しているように思います。
ここで無理に教え込もうとせず、「ただ聞かせる」「遊び感覚で触れさせる」くらいがちょうどよかったです。
毎日ちょっとだけ、英語を聞く習慣を
毎日少しでも英語に触れる時間をつくることが、積み重ねとしてとても大事でした。
うちでは朝ごはんの準備中に英語の童謡を流したり、寝る前に1冊だけ英語の絵本を読んだり。わざわざ時間をとるというより、日常の流れに組み込んでしまうほうが楽です。
しかも、赤ちゃんってリピート好きじゃないですか。
同じ曲、何度も聴きたがるので、自然と単語もメロディーも耳に残っていきます。
親のほうも「またこれ〜?」とつい思ってしまうけど、そこはグッと我慢(笑)。
この“同じを繰り返す”が、言語習得にはすごく効いていた気がします。
英語は親が話せなくても大丈夫だった
実は自分、英語は全然得意じゃないんです。
でも、それでも問題なかったなと今では思っています。
なぜかというと、親が話せなくても、英語に触れる環境を整えてあげればいいだけだったからです。
YouTubeの英語チャンネル、英語の絵本、発音付きの知育アプリ。
今は便利なものが本当にたくさんあります。
自分が全部しゃべらなくても、英語の音はプロがやってくれる。
その代わり、「一緒に楽しむ」というスタンスで関わるのがすごく大事だと思いました。
英語が完璧じゃないといけないなんて思い込み、いらなかったな〜としみじみ思います。
むしろ親が「英語苦手でもやってみる」という姿勢を見せること自体が、子どもにとってはすごく自然なロールモデルになるんじゃないかと感じています。
英語=勉強じゃなくて、生活の中にちょっとある感じ
英語を学ばせるってなると、どうしても「勉強させる」方向に行きがちですよね。
でも0〜3歳の子にとって、それって窮屈なだけなんだなって思いました。
実際、自分がそうなりかけたとき、子どもが英語にそっぽを向き始めたことがありました。
だから、それ以降は完全に“遊びの中の英語”に切り替えました。
英語のぬいぐるみ付き絵本で一緒に遊んだり、簡単な英語の手遊びを覚えてみたり。
そうすると子どもも「楽しいことの一部」として自然に英語を受け入れてくれたんですよね。
おうちの中に英語の空気をつくる工夫
「英語を教える」じゃなくて「英語が聞こえてくる環境」を作ることが、意外と効きました。
テレビから英語の音楽が流れてたり、絵本棚に英語の本があるだけでも、意識が少しずつ向くんですよね。
ある日、おままごと中に「Here you are」とぬいぐるみに話しかけていてビックリしました。
こちらが教えてないフレーズだったので、確実に動画からの影響です。
だけど、それを使うタイミングも文脈もぴったりで、「ああ、ちゃんと身についてるんだな」って妙に感動しました。
イヤイヤ期でも英語タイムはゆるっと続けられる
2歳を過ぎたころ、いわゆるイヤイヤ期に突入して、英語に限らずいろんなことを拒否される時期がありました。
でも、英語に関しては強制しなかったせいか、全く嫌がられなかったんですよね。
むしろ好きな動画を自分からリクエストしてきたり、絵本を持ってきて「読んでー」とお願いされたり。
こっちが構えすぎないほうが、子どもも気楽に受け入れてくれるんだなって思いました。
親が「一緒に楽しむ」姿勢がいちばんの近道
英語育児って、正直続けるのが難しい時期もあると思います。
特に0〜3歳って、子どもの気分も毎日変わるし、親も余裕がない日が多いですよね。
だからこそ、自分自身が無理しない形を見つけるのが大切だなと感じました。
完璧に発音しようとか、全部理解させようとか、そんなプレッシャーは本当に不要でした。
一緒に歌を歌って笑ったり、絵本の動物の鳴き声をマネしてみたり。
英語というより“楽しいこと”が英語で行われているという感覚が、いちばん続けやすかったです。
「正解」はなくて、自分たちの形があればいい
周りと比べて「うちの子はまだ話さない」「あの子はもう英語で単語を言ってる」なんて気にしがちですが、それって実はあまり意味がなかったりします。
言葉の出方って本当に個人差があるし、目に見えないところでちゃんと積み重なってることも多いんですよね。
実際、英語のフレーズを初めて言ったのは3歳ちょっと前。
でも、そこまでの期間、英語の絵本や歌を楽しんでいたことがしっかり土台になっていたんだなと今では実感しています。
ゆるくても、やっててよかった
振り返ってみて、「もっとちゃんとやればよかったかな」と思うこともあります。
でも、結果的には“楽しく触れていた”という経験が子どもにとってプラスになったと感じているので、それで充分だったんだなと今では思います。
完璧じゃなくても、0歳から英語に触れることには大きな意味があると思います。
ほんの少しでも、毎日の中に英語がある。それが子どもにとっては大きなチャンスになるのかもしれません。
まとめ
英語の早期教育は、0歳からでもまったく問題ありません。
むしろ、音の感覚や言語に対する柔軟さを自然と身につけられるこの時期こそが、英語学習の“ゴールデンタイム”とも言えるでしょう。
大切なのは、無理なく楽しく、親子で過ごす時間の中に英語を取り入れていくこと。
高価な教材や完璧な発音よりも、「一緒に英語で遊ぶ」「英語の歌に触れる」そんな小さな積み重ねが、大きな力になっていきます。
わたし自身、育児の中で英語を取り入れることに不安もありましたが、少しずつ続けるうちに子どもの反応がどんどん変わっていくのを実感しました。
英語が好きになる土台づくりとして、0〜3歳の今この瞬間を大事にしていけたらいいですね。
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