子どもに英語を身につけてほしいと思っても、共働きの毎日だと、なかなか時間をとるのが難しいですよね。
私もフルタイムで働いているので、最初は「おうち英語なんて無理かも…」と思っていました。
でも、工夫しながら少しずつ習慣にしていったら、意外とできることがあると気づいたんです。
この記事では、私自身の経験をもとに、無理なく楽しく続けられる「おうち英語」のヒントを紹介していきます。
平日のスキマ時間に取り入れる工夫
慌ただしい平日の中でも、ちょっとした時間を使えばおうち英語は意外と続けられます。
朝のルーティンに英語を組み込むコツ
平日の朝ってバタバタしがちですが、実はこの時間が英語タイムの入り口になったりします。
例えば、我が家では朝ごはんの準備中に英語の音楽を流すようにしています。
これ、別にじっくり聞かなくても大丈夫なんですよ。
台所から流れるBGMとして耳に入ってくるだけでも、子どもって吸収しちゃうんです。
特に繰り返しのある歌だと、気づくと口ずさんでいたりして驚かされます。
朝食の時間も貴重です。テレビはつけずに、代わりにタブレットで英語のアニメを再生。
これだけで「英語って楽しい」と感じてもらえるきっかけになります。
うちの子も、最初はぽかんとしてましたが、数週間で「Let’s go!」とか「Oh no!」とか言い始めて。
正直、驚きました。
親がガミガミ言わなくても、自然と口に出るんですよね。
何かを追加するというよりも、「朝のルーティンの中にちょっと英語を混ぜる」感覚がちょうどいいです。
歯磨きの時間に英語の歌を1曲流すだけでも、積み重なると違ってきます。
夜のリラックスタイムを英語で満たす
子どもが一番リラックスしている夜こそ、英語を取り入れるチャンスかもしれません。
特に寝る前の読み聞かせの時間。
日本語の絵本も大切ですが、週に何回か英語の絵本を入れてみるのがおすすめです。
英語の語感やリズムに慣れてくると、不思議と子どもが前のめりで聞くようになるんですよね。
うちは最初、全く反応がなくて「やっぱり早かったかな」と思ったんですが、気づくと「That’s a cat!」なんて言っていて。
たぶん、何度も聞いた中でピンとくる単語が出てきたんでしょうね。
その瞬間って、親としてもちょっと感動します。
それから、お風呂上がりにゆったりストレッチしながら英語の童謡を流すのもいい感じです。
夜って心が落ち着いているぶん、吸収力も高まるみたいです。
無理に「勉強モード」にせず、リラックスタイムの延長として英語を取り入れると、自然と日常に馴染んでいきます。
親も楽しみながらインプットを増やす
子どもに英語を教えるというより、自分も一緒に楽しんでみると案外続くものです。
通勤中に英語のポッドキャストを聞くようになってから、英語が前より近く感じるようになりました。
特に子ども向けのストーリー系は、内容がやさしいし、話し方もゆっくりなので入りやすいんですよね。
子どもに教える前に、自分が「おもしろい」と思えるかって、実はけっこう大事だと思います。
あと、家事の合間にも英語は仕込めます。
例えば、洗濯物をたたみながら英語のYouTubeチャンネルを流すだけでも、自然とフレーズが耳に残るんですよ。
「I don’t know why〜」なんて、ふとしたときに口をついて出てきたりして、ちょっと笑っちゃいました。
最近よく使っているのが、スマートスピーカー。
AlexaやGoogle Homeに「英語のクイズ出して」って頼むと、簡単なゲームが始まったりします。
うちは子どもと一緒に答えたりしながら、気づけば英語のやりとりが当たり前になってきました。
こういう遊びの延長で学べる環境って、ありがたいですよね。
自分が楽しんでいる姿を見せると、子どもも自然と乗ってくるんだなって感じています。
英語タイムを「特別」にしないコツ
おうち英語を始めたばかりの頃って、「きちんとやらなきゃ」「正しい方法で進めなきゃ」って思いがちなんですよね。
ネイティブの発音が心配でCDを探し回ったり、いろんな教材を調べて一式揃えようとしたり。
でも、正直続かなかったんです。
最初はやる気があっても、準備に時間がかかったり、うまく進められなかったりすると疲れてしまって…。
でも、あるとき子どもがYouTubeのアニメを見て、ポロッと「Good night」と言ったんです。
それだけなのに、なんだかすごくうれしくて。
「あ、無理しなくていいんだな」って肩の力が抜けました。
机に座って勉強するだけが“学び”じゃないって、そのとき実感しました。
自然な生活の中に“ちょい英語”を混ぜていく
それからは、生活の中に“ちょい英語”を混ぜていくスタイルに変えました。
たとえば、お風呂の時間に「one, two, three」と数えながら湯船に浸かるとか、着替えのときに「Let’s change!」って声をかけるとか。
ほんの一言だけなんですが、毎日やってると子どもの口からも出るようになるんです。
最近のお気に入りは「お買い物ごっこ」。
遊びながら「How much?」「It’s two dollars!」なんてやり取りしてます。
これって立派な英語タイムですよね。でも、本人は遊んでるだけ。
こういう“学びと遊びの境目がない状態”が、子どもの吸収力をグンと上げてくれる気がします。
「さあ、今から英語の時間!」って構えちゃうと、親も子もプレッシャーになっちゃいます。
だから、あえて“特別扱い”しないのが長く続けるコツかもしれません。
親の「がんばりすぎ」が、続かない原因かも?
私自身、がんばりすぎて失敗した経験がたくさんあります。
「この週末は30分英語絵本を読む!」って決めて、頑張って準備したのに、子どもが全然乗り気じゃなくて…。
そのときのガッカリ感といったらもう。
イライラして「せっかく準備したのに!」って言ってしまいそうになって、自分でもハッとしました。
でも今は、「今日はタイミングが合わなかったんだな」くらいに思えるようになりました。
無理にやらせると、子どもって英語そのものが嫌いになっちゃうこともありますよね。
むしろ「親がちょっと楽しんでるくらい」がちょうどいいんです。
おやつを食べながら「This is sweet!」、テレビを見ながら「He is funny!」みたいな、ゆる〜い英語を交えていくだけでOK。
それだけでも、英語が“日常の一部”になっていきます。
子どもの反応が変わった!小さな変化に気づく喜び
続けていると、ふとしたときに子どもの反応が変わってきたのを感じる瞬間があります。
たとえば、最近うちの子はスーパーで「これはin Englishでなんて言うの?」って聞いてくるようになったんです。
昔はそんなこと絶対聞かなかったのに、英語への興味が自然に芽生えてきているんですよね。
それから、料理中に「じゃがいもって英語でなに?」って聞かれたり。
そういうときに「potatoだよ」って答えると、「へ〜、ポテトか〜」って嬉しそうに言ったりして。
これって、テストで100点を取ることよりもずっと大切な学びだと思うんです。
「正解を覚える」のではなく、「知りたいから聞く」「知ったことを使ってみる」っていうサイクルが、遊びながらできているんですよね。
こういう経験を重ねると、英語が“勉強”じゃなくて“ことば”として身についていく気がしています。
「親と一緒に楽しむ時間」がいちばんの教材
やっぱり、子どもにとって一番のモチベーションは“親と一緒に楽しい時間を過ごすこと”なんだと思います。
正直、発音なんてそんなに気にしなくてもいいんです。
完璧な英語を聞かせるよりも、毎日ちょっとずつ触れることの方がよっぽど大切。
だから私は、発音に自信がなくても絵本を読んであげたり、一緒に歌ったりするようにしています。
YouTubeの真似でも全然OK。
むしろ、子どもが好きな動画の中で出てくるフレーズを一緒に言ってみるだけでも、グッと距離が縮まる感じがします。
一緒に笑ったり、驚いたりする時間の中に英語が混ざっていれば、それはもう立派な“英語タイム”。
「英語を学ばせなきゃ!」じゃなくて、「今日もちょっと英語で遊べたね〜」くらいの気持ちでいた方が、親も子もラクなんですよね。
自分のペースで「ゆるく継続」する方法
続けるコツは、とにかく“がんばりすぎない”こと。
おうち英語は、完璧じゃなくていいんです。
ここからは、私自身が「これで続けられた!」と感じた、いくつかのポイントを深掘りしてご紹介していきます。
「できなかった日」を責めないでOK
仕事に家事に育児に…毎日がんばってる中で、「今日は何もできなかった…」と落ち込むこと、ありますよね。
私も以前はそうでした。でも今は、「やれなかった日があってもいい」と開き直っています。
たとえば、寝かしつけのときに英語の子守唄を流すだけ。朝の支度中に少しBGMをかけるだけ。
それでも“英語に触れている”時間にはなるんですよね。
完璧主義で続かなくなるより、ゼロでもOKと思える方が、長く続くと実感しています。
継続の目安は「週3回」でじゅうぶん
「毎日30分は英語!」なんて思っていたら、あっという間に挫折します。
私は、「週3回くらい触れられたらOK」というマイルールに変えました。
たとえば――
- 月曜:英語の絵本を1冊読む
- 木曜:夕飯後に英語の歌を流す
- 土曜:YouTubeで英語のアニメを見る
これだけでも、英語への抵抗感がどんどん減っていきます。
子どもにとっては「楽しい時間」になれば、それで十分なんです。
飽きたら“やり方を変える”のがコツ
同じことばかりやっていると、子どもってすぐ飽きちゃいますよね。
我が家では、教材も手段もどんどん変えちゃうスタイルです。
たとえば…
- 英語の絵本に飽きたら → 英語のアニメにチェンジ
- 動画に飽きたら → 歌や手遊びに切り替え
- おもちゃに興味が出たら → 英語のカード遊びを取り入れる
「これでなきゃダメ」じゃなく、今その子が楽しめる英語を選んでいけば、自然に継続できますよ。
周囲と比べない勇気を持つ
SNSを見てると、「英検ジュニア合格!」「英語で自己紹介できました!」なんて投稿、目にしますよね。
焦ったり、ちょっと落ち込んだり…。私もあります。
でも、英語ってマラソンなんです。
小さい頃からやっていても、続けなければ忘れるし、ゆっくりでも楽しく続けていれば、ちゃんと身についていきます。
他の家庭と比べるより、「うちの子、昨日より“Apple”の発音上手になってた!」って小さな成長を喜ぶほうが、親子ともに幸せです。
英語は“手段”であって“目的”じゃない
忘れがちなんですが、おうち英語って、「英語を教えること」が目的じゃなくて、親子で楽しい時間を過ごす手段なんですよね。
「英語であいさつごっこ」「英語でお買い物ごっこ」みたいに、日常の中で英語をちょこっと入れるだけでいい。
無理に勉強モードにしなくても、遊びの延長で英語に慣れていくんです。
「英語が好きになる」って、その感覚がスタートライン。
そこから語彙も発音も自然と育っていくのを、私は日々実感しています。
まとめ
共働きで忙しい中でも、おうち英語は十分できます。
大事なのは、「特別な時間」にしようとしすぎず、日常の中にちょっとずつ英語を取り入れること。
肩の力を抜いて、自分たちのペースで楽しむことが、一番続けられるコツなんだと感じています。
もし「うちは時間がないから無理」と思っているなら、まずは1日5分、好きな英語の絵本を読むところから始めてみてほしいです。
思ったよりも簡単で、そしてきっと楽しくなるはずですよ。
焦らなくても大丈夫。
小さな積み重ねが、いつか大きな成果につながると信じて、おうち英語ライフを楽しんでいきましょう。
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