赤ちゃんがことばを覚え始める時期って、とても貴重です。
0〜3歳の間は、脳の吸収力がすごく高くて、耳から入ってくる音や言葉をどんどん取り入れていきます。
そんな時期にぴったりなのが、英語の知育トイ。
遊びながら英語に触れられるって、なんだかちょっと得した気分になります。
おうちにいながらでも英語に親しめるアイテムはたくさんありますが、選び方を間違えると興味を持ってもらえずにお蔵入りなんてことも。
せっかくなら長く使えるもの、楽しみながら自然に学べるものを選びたいですよね。
今回は、英語の知育トイを効果的に使うコツや、実際に試してよかったおすすめアイテムについて、体験談を交えながら紹介していきます。
英語の知育トイって本当に効果ある?
「遊びながら英語を学べる」と聞くと、ちょっと都合が良すぎるような気がしてしまうかもしれません。
でも実際に使ってみると、びっくりするくらい自然に英語の音を覚えていく様子が見られるんです。
わたし自身も最初は半信半疑でした。「こんな簡単な歌や単語で、ほんとうに意味があるの?」と感じたこともあります。
ただ、遊びの中で繰り返し触れていくうちに、英語に対する抵抗感がまったくない様子に気づいたんです。
自然な音に慣れること
ある日、音楽の鳴る英語の絵本を見せたところ、初めて聞いた単語でもリズムに合わせて口ずさむようになってきました。
意味を理解するよりも先に「音」として認識しているようで、それが楽しかったようです。
「apple」や「dog」といった簡単な単語でも、耳に残るテンポで繰り返し聞けるのがポイント。
「これは何?」と聞く前に、自然と口にしてしまう感覚。
母語とは違う音に対する柔軟さがこの年齢にはあるのだと、実感する出来事でした。
反応が返ってくるおもちゃの魅力
英語のボタンを押すと話しかけてくるぬいぐるみや、指を差すと名前を教えてくれる英語タブレット。
こうしたインタラクティブなおもちゃは、言葉を「使う」意識を自然と育ててくれます。
遊んでいる姿を見ていると、ただ聞くだけよりも「やりとり」がある分、記憶に残りやすいと感じました。
「もっと押してみたい」「今度は何て言うかな?」というワクワクが、自発的に英語に触れるきっかけを作ってくれるのかもしれません。
0〜3歳にぴったりなおすすめ英語トイ
実際に試してよかった、0〜3歳向けの英語トイを紹介していきます。
どれもおうち遊びの時間にぴったりで、個人的にも長く活躍してくれたアイテムばかりです。
選ぶときには、遊びやすさだけでなく安全性や耐久性もチェックポイントになります。
発音を習得
英語学習は、日本語と同様にインプットした分だけ、アウトプットできるようになります。
幼児期にはじめる1番のメリットは、大人になってからでは習得しにくい「英語の音」つまり、日本人が苦手とする「発音」を容易に習得できるという点です。
まずはその“英語の音”「発音」にフォーカスしたおもちゃを紹介します。
【学研ステイフル】学研のあそびながらよくわかる えいごタブレット
こちらのアイテムで、発音の基本 ”フォニックス(アルファベットの持つ音)”を習得しましよう!
歌・単語・英会話などを、ネイティブの発音で聞くことが可能です。
液晶パネルでは、アルファベットも習得することができます。
”ボタンを押すと音がでる”という仕様も、子どものツボですね。
また、繰り返し遊べる音声ドリル「もんだいモード」も付いています。
成長に応じて遊ぶことができ、長く使えるのもポイントです。
問題モードでは、できなかったときの励ましや、できたときの褒め言葉など、子どものやる気・自信につながるコミュニケーションで、成功体験を積んでもらえるよう意識してみましょう。
【LeapFrog(リープフロッグ)】フリッジフォニックスマグネットアルファベット
アルファベットのマグネットで、フォニックスや英語の歌を学ぶことができる知育玩具です。
バスの窓にアルファベットのピースをはめると、バスに乗っているカエルのタッドがリズムよく、アルファベットの読み方と音を教えてくれます。
マグネットになっているので、冷蔵庫などにくっつけて楽しむことができます。
手指をつかって遊ぶことができるので、手先の器用さを伸ばすことも可能です。
購入者からは、素晴らしい知育玩具と高く評価されています。
英単語を習得
発音の次に身に付けたいのが、数々の英単語。
つかえる英単語が増えることで、会話も豊かになりますね。
【株式会社イーオン】イーオンこども英会話監修 はじめてのえいごレッスンえほん(音のでる知育絵本)
単語だけでなく日常会話のフレーズを多く掲載しているので、日常で使用する会話表現を覚えることが可能です。
英語オンリーのレッスンえほんで、英語脳を育てます。
操作はタッチペンで、絵本に触れると、ペンに内蔵されたスピーカーから英語の音声が流れます。
絵にも、文字にも反応するので、子どもの感覚的な操作で楽しむことができますよ。
日常会話のフレーズでは、ジェスチャーなども取り入れて、普段の動作と関連づけて遊んでみるのもいいですね。
【小学館】タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000 英語つき
言葉だけでなく、動物の鳴き声や楽器の音、歌も収録されている英語図鑑です。
親子で夢中になれるゲームも収録されています。
英語に馴染みやすい仕組みが詰まっているため、楽しく学ぶことができるでしょう。
日本語と英語併記の仕様となっており、どちらの習得にも活用できます。
イラストだけでなく、写真が掲載されているのもポイントです。
収録のゲームを積極的に活用してみましょう。
ゲームの進行を英語でしてみるのもおすすめです。
アルファベットを習得
アルファベットの遊びでは、大人はついつい、abcの順番で覚えさせたくなるものではないでしょうか。
けれどもまずは、子どもが手に取り興味をもったアルファベットから順に覚えていくのもおすすめです。
遊びの主役はこどもです。まずは英語に慣れ親しむことを目的に、気長に楽しみながら進めていきましょう。
【Hape(ハペ)】アルファベット アバカス E1002
棒に通されたパーツがくるくると回転する、木製の知育玩具です。
指先の運動をしながら英語遊びができます。
片面にはアルファベット、反対面にはそのアルファベットから始まる物の絵と英単語が書かれてあります。
指先を動かすことが面白く、夢中になれるおもちゃです。
【レゴ(LEGO)】デュプロ はじめてのデュプロ アルファベットトラック 10915
大人気のレゴシリーズでアルファベットを習得しましょう!
トラックの荷台にabc..のブロックを積んだりおろしたりと、創造力も育てられる知育玩具です。
その他にも、ブロックをならべて英単語にするなど、遊び心溢れるレゴならではの、創意工夫に満ちた時間を子どもと一緒に過ごしてみましょう。
【Hape(ハペ)】アルファベットパズル E1551A
はじめての英語学習アイテムとして定番のアルファベットパズルは、世界60か国以上で愛されるヨーロッパ生まれの木製知育玩具ブランド『ハペ(Hape)』がおすすめです。
カラフルであたたかい色合いと、木のぬくもりを感じられるアルファベットパズルは、子どもの英語力だけでなく、集中力も高めてくれるでしょう。
【Trend Enterprises】トレンド フラッシュカード アルファベット 英単語 カードゲーム
英語学習の基本ともいえる”フラッシュカード”。
大文字と小文字に加え、その文字から始まる英単語の画像付きで、覚えやすい工夫がされています。
800円ほどで、気軽に始められるのも嬉しいポイントです。
アルファベットに慣れたら、英単語バージョンにトライしてみるのもいいですね。
高速でめくって遊ぶ他にも、かるたのようにカードを並べて「“A”はどれ?」とカルタのように探してみるなど、色々と楽しむこともできます。
英語トイを効果的に使うためのコツ
せっかくの知育トイ、できれば毎日の生活に自然に取り入れていきたいところ。
ちょっとした工夫で、遊びの時間が英語タイムに早変わりします。
「英語は特別なもの」と感じさせないように、生活の中に溶け込ませることを意識してきました。
その中で気づいた、うまく活用するためのヒントを紹介していきます。
遊ぶ時間を決めすぎない
「英語の時間!」と決めてしまうより、日常の中にさりげなく取り入れる方が子どもにとってもストレスが少なくなります。
例えば、朝の準備をしながら英語の歌を流したり、お風呂あがりにぬいぐるみと遊んだり。
生活の流れの中で、自然に英語に触れることが大切だと感じました。
気がつけば口ずさんでいたり、別の場面でも思い出している様子があって、無理に教え込むよりずっと自然な覚え方ができている気がします。
親も一緒に楽しむ姿勢が大事
一人で遊ばせていても楽しんではいるのですが、やっぱり一緒に声を出して遊ぶと反応がまるで違います。
「わあ、いま”cat”って言ったね!」なんて声かけをすると、とても嬉しそうな顔を見せてくれます。
親が楽しそうにしていると、その雰囲気が伝わるのかもしれません。
自分自身も知らない単語が出てきたら「何だろうね、調べてみようか」と一緒に探すことで、自然と学ぶ姿勢が身についていくような気がします。
継続するためにお気に入りを見つける
すぐに飽きてしまうこともあるので、子どもが特に気に入るおもちゃを見つけることが続けるコツになります。
うちでは、音がたくさん鳴るタブレットよりも、ぬいぐるみの方に夢中になった時期がありました。
そのときどきで興味の対象も変わってくるので、無理せずその時の「ハマり」を大切にしています。
また、「今日はこれにしようか」と提案する形にすると、自分で選んでいる感覚があるようで、意欲的に関わってくれる場面も増えました。
まとめ
英語の知育トイは、使い方次第で可能性がぐっと広がります。
ただおもちゃを与えるだけでなく、一緒に遊びながら言葉に触れていくことで、自然な形で英語の音が心に残っていくように感じています。
0〜3歳という大切な時期、遊びの中でことばの世界が広がる楽しさを、一緒に感じてみませんか?
将来的に英語が得意になるかどうかよりも、まずは「楽しい」「好き」と感じることが大事。
そんな気持ちの芽を、知育トイという形で育てていけるのは、今しかない体験かもしれません。
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