子どもが英語を習い始めたとき、最初はワクワクしていたのに、だんだんと「やりたくない」と言い出す。
そんな場面に出くわした親も少なくないのではないでしょうか。
私もその一人でした。
- 子どもが英語を嫌がる理由は?やる気
- モチベーションを高める声かけって?
- 「すごいね!英語の発音がとっても上手になったよ」
- 「ちょっとずつできることが増えてきてるね。一緒にがんばろう!」
- 「今日覚えた単語、使ってみようか?どんなふうに言いたい?」
- 「間違えても全然大丈夫。失敗は成長のチャンスだよ」
- 「君ならできるって、すごく期待してるよ」
- 「昨日より上手になっているね、成長してるのがわかるよ」
- 「英語で話すと楽しいね、もっとやってみようか」
- 「どんなふうに聞こえたか教えてくれる?」
- 「難しい単語もゆっくり覚えれば大丈夫」
- 「英語で話すことを怖がらなくていいよ」
- 「一緒に発音練習してみようか」
- 「そのフレーズ、すごくいいね。使ってみたくなるよ」
- 「疲れたら休んでもいいよ、また元気になったらやろう」
- 「分からないところは教えてね、一緒に考えよう」
- 親にできることって意外とシンプル
- まとめ
子どもが英語を嫌がる理由は?やる気
ある日、小学生の息子が英語のレッスンを前に「行きたくない」とぽつり。
理由を聞くと、「楽しくない」「難しい」とのこと。
最初は英語の歌やゲームに夢中だったのに、急に態度が変わったことに戸惑いました。
勉強というプレッシャーが強すぎる
最初は遊び感覚で始めた英語も、レッスンが進むにつれて「覚えること」が増えてきます。
アルファベットや単語の暗記、発音練習など、知らず知らずのうちに“勉強”の色が濃くなってしまうんですよね。
うちの場合も、「単語を言えなかったら恥ずかしい」という気持ちがあったようで、本人なりにプレッシャーを感じていたのかもしれません。
自信をなくしてしまっている
何度も聞いても発音がうまくできなかったり、先生にうまく伝わらなかった経験があると、どんどん自信をなくしていきます。
「自分だけできてない」「下手って思われてるかも」なんて思い込んで、そこから「英語=苦手」に変わってしまうんですよね。
うちでも、友達が上手に話しているのを見てしょんぼりしていたことがありました。
英語の必要性が見えない
「どうして英語をやらなきゃいけないの?」と聞かれたことがあります。
確かに、大人の目線では将来必要だからとか、国際感覚を育てるためっていう理由があるけれど、子どもにはピンと来ないんですよね。
日常生活で英語が必要な場面が少ない分、「意味がわからないのに無理やりやらされている」と感じやすいのかもしれません。
モチベーションを高める声かけって?
子どもの英語のやる気を引き出す声かけ例に、それぞれ詳しい解説を加えてお届けします。
「すごいね!英語の発音がとっても上手になったよ」
褒めることは、子どもの自己肯定感を高める最も効果的な方法の一つです。
英語が苦手でも、発音のちょっとした進歩を認めてあげるだけで「自分にもできるんだ!」という自信につながります。
特に発音はすぐに成果が見えにくい部分なので、小さな進歩を見逃さず伝えることが大事です。
「ちょっとずつできることが増えてきてるね。一緒にがんばろう!」
英語学習は長期戦。いきなり完璧を求めると子どもはプレッシャーを感じやすくなります。
だから、焦らず「少しずつ成長しているよ」と伝えることで、無理なく続けられる気持ちを育てることができます。
また、「一緒に」という言葉は親も寄り添っている安心感を与え、孤独感を和らげてくれるでしょう。
「今日覚えた単語、使ってみようか?どんなふうに言いたい?」
学んだことを実際に使う体験は、記憶の定着を助けるだけでなく、英語の意味を自分事として捉えるきっかけになります。
実践の場を意識させる声かけは、学習の目的を明確にし、やる気を高める効果があります。
子どもが自分の言葉で表現しようとする姿勢も育ちます。
「間違えても全然大丈夫。失敗は成長のチャンスだよ」
失敗を恐れてしまうとチャレンジ精神が下がり、やる気が続きません。
失敗は誰にでもある自然な過程だと伝えることで、安心して挑戦できる環境を作れます。
失敗から学ぶことが多いと理解させることは、子どもの精神的な成長にもつながります。
「君ならできるって、すごく期待してるよ」
期待されることはモチベーションの強い源泉です。
親が応援しているというメッセージは、子どもの自己効力感を刺激し、「頑張ろう!」という気持ちを引き出します。
ただし、プレッシャーに感じないように、あくまでも温かい応援として伝えることがポイントです。
「昨日より上手になっているね、成長してるのがわかるよ」
成長の実感を具体的に伝えることは、子どものやる気に直結します。
漠然と「がんばってるね」よりも、「昨日より」「前より」と比較して伝えるほうが、子どもも進歩を実感しやすいです。
成長の過程を認めてもらうことで、さらに前向きに取り組めるでしょう。
「英語で話すと楽しいね、もっとやってみようか」
学習が「楽しい」と感じられることは継続のカギ。
英語を使ってコミュニケーションができる楽しさを伝えると、自然と意欲がわいてきます。
遊び感覚や会話を楽しむ雰囲気を作る声かけは、勉強の堅苦しさを和らげてくれます。
「どんなふうに聞こえたか教えてくれる?」
自分の英語がどう聞こえているかを意識することは、発音や表現の向上につながります。
声かけで子どもに気づきを促すことで、自分で考える力が育ちます。
これは単に正解を教えるのではなく、主体的に学ぶ姿勢を引き出すのに効果的です。
「難しい単語もゆっくり覚えれば大丈夫」
焦りやプレッシャーはやる気を下げる要因になります。
難しいことに挑戦している最中は、ゆっくりでも大丈夫だと安心させる言葉が必要です。
時間をかけて着実に理解していくことを認めてあげると、子どもは気負わずにチャレンジできます。
「英語で話すことを怖がらなくていいよ」
言語学習でよくある壁が「間違えるのが恥ずかしい」という気持ちです。
この声かけは、失敗しても気にしないでというメッセージを伝え、不安や緊張を和らげます。
子どもがリラックスして話せるようになることで、自然に話す機会が増えやすくなります。
「一緒に発音練習してみようか」
親が学習のパートナーになることは、子どものモチベーションを高める大きな要素です。
孤独に感じると続けにくいですが、「一緒に」という言葉は安心感を与えます。
楽しみながら一緒に練習することで、英語が生活の一部になっていくでしょう。
「そのフレーズ、すごくいいね。使ってみたくなるよ」
使える表現を褒められると、子どもは自分の英語に価値を感じます。
実際に使ってみたい気持ちが刺激され、学習への積極性が増します。
日常で使えるフレーズを覚えることが、英語を身近に感じるきっかけになるかもしれません。
「疲れたら休んでもいいよ、また元気になったらやろう」
無理強いは逆効果。子どもの集中力や体調に合わせて休むことも必要です。
休むことを認める言葉は、子どもにとってプレッシャーを減らす安心材料となります。
自然なペースで続けることが長続きの秘訣でしょう。
「分からないところは教えてね、一緒に考えよう」
疑問を抱いたまま放置されると、やる気が下がりがちです。
分からないことを素直に言える雰囲気を作ることは、子どもの自立学習を促進します。
一緒に考える姿勢を示すことで、親子の信頼関係も深まるでしょう。
親にできることって意外とシンプル
英語に限らず、何かを「やりたくない」と言い出したとき、親として焦る気持ちはすごくわかります。
だけど、無理にやらせようとすると逆効果になることもあるんですよね。
否定せずにまず受け止める
「嫌なんだね」とか「難しいって感じてるんだね」と声をかけるだけでも、子どもの気持ちは落ち着くことがあります。
うちでも、「サボりたいって言ってもいいよ」と伝えたら、かえって自分から「ちょっとだけやってみる」と言い出したことがありました。
不思議ですよね。
英語ができる・できないで評価しない
ついつい「もっと頑張れば上手になるのに」と思ってしまいがちですが、それは親の視点。
子どもはその気持ちを敏感に感じ取ってしまいます。
できないことがあっても、「それはそれ」として一緒に笑い飛ばすくらいのスタンスのほうが、かえって続きやすいのかもしれません。
一緒に楽しむ姿勢を見せる
私は自分自身が英語に苦手意識があったので、最初は「教えられない」「サポートできない」と思っていました。
でも、一緒にABCの歌を歌ったり、絵本を読んだりしているうちに、「別に完璧じゃなくてもいいか」と思えるようになってきたんです。
子どもも「一緒にやってくれるんだ」と感じることで、安心して取り組めるようになるようです。
まとめ
英語を嫌がるのには、いくつもの小さな理由が重なっています。
でも、それを“ダメなこと”と決めつけずに、まずは気持ちに寄り添ってみることが何よりの近道なのかもしれません。
私自身、親としてどうサポートすればいいのか迷いながらも、声のかけ方や接し方を少し変えるだけで状況が変わったことに驚きました。
英語を学ぶことが、「やらされるもの」から「やってみたいこと」に変わるきっかけって、案外すぐそばにあるのかもしれません。
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